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help リーダーに追加 RSS おっちゃんに肉を貰う

<<   作成日時 : 2007/11/04 03:03   >>

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今日の昼間のことでした。
実家のインターフォンが「ピコピコーン♪」となりました。


祖母がドアを開けると近所のおっちゃん登場。

近所とはいえ、たけぐしはこのおっちゃんの家を知らない。

「どうぞ、上がってくださーーい」と祖母。

うどんを食べている最中だったというのに何と素敵な対応だろう。
たけぐしならば間違いなく「うどんどうしよう」と一瞬考える。


「肉いるか!?」
おっちゃんたら、なんたる唐突な。

「いるなんてもんじゃないよぉ〜」
ばあちゃん、そんなに肉が欲しかったのか・・・

おっちゃん、無言で家の中を覗く。

たけぐしの父を探しているらしい。

それを察したばあちゃん「いないんですー、今日は民謡の道央連だかで」

「肉、今持ってきてないんだよー」といいながらおっちゃんの目が’おっと’を捉えた。

しかし’おっと’はフォーティーワン(ひし形に並んだ窪みに41個のビー玉を入れて飛び越えたのを外していって残り1個にする頭脳ゲームだ。ちなみに残り2個から脱することができずにいる。だれか解答図を送ってくれ)に夢中でおっちゃんの視線に全く気付いていない。


「民謡の役員会だかで、4時には帰ると思うんですー」


「んー、したら、、、一回帰って、肉もってくっかぁ〜?」


その時、うどんを食べていたたけぐしが立ち上がった。
「私、貰いに行きまっせー」

「あら、孫が頂きに行くって言ってますー」

「おう、そうか」

「あ、今がいいのかな?(私、うどん食べてたんだけど、後でじゃ駄目かな?)」

「うん、今がいい。車でくるべ?」

「はい、車で」

「じゃ」
おっちゃんはとっとと出て行った。

徒歩で来ていると思った。

おっちゃんを乗っけていかなくては!とウドンを投げ捨てて(いや投げ捨てはしなかったけど)慌ててブルゾンを羽織った。

靴のかかとをケンケンで直しながら究極に慌てて外に出た。


自転車に乗ったおっちゃんが猛スピードで去って行く後姿が見えた。

乗っけていくとかそんな問題ではなかったらしい。

急がないと見失う



たけぐしの心配もなんのその。
あっという間におっちゃんに追いついた。

途中に上り坂があったのだ。

おっちゃん残念。

焦らせないようにかなり後ろでスピードを緩め、バックミラーを調整しているフリなんてしながらノソノソとついて言った。


おっちゃんの家は大層おくまったところにあった。

家の横におっちゃん専用の小屋が建っていた。

中には薪ストーブと台所と小上がりがあった。
五郎さんの家みたいな風合いで素敵だった。

「ちょっとだけ自分ちの残してっと」

いいながらおっちゃんが取り出したのは本当にちょっとだけ。

「後はいいわ。コレ全部やる!」

って8kgはあるよ、おっちゃん!?

「また、捕ったらやるって言っといて、父さんに」

言っておくけど8kgはあるよ!?

「って言っても俺は捕るのを手伝っただけだけどな。頼まれて

なんだか、申し訳ないけど。
父や祖母とおっちゃんのお付き合いがどんな感じで繰り広げられているのか?知らないたけぐしは、遠慮すべきなのかサバッと受け取るべきなのかわからず。

なんとなく「すみません、ごちそうさまです」を繰り返しながら車に乗り込んだのだった。

8kgの鹿肉を抱えて。

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